バッチ処理とは?
バッチ処理とは、コンピュータによる一連のタスクやジョブを自動的に順番に処理する方法です。この処理は、人間の介入なしに、あらかじめ定義されたスクリプトやプログラムに従って実行されます。
バッチ処理のメリット
効率: 手動での処理よりも高速にタスクを完了させることができます。
コスト削減: 人手を必要としないため、人件費を削減できます。
エラー削減: 手動処理のミスを減らすことができます。
バッチファイルの作り方
まずはPythonのファイルを作成します。
以下はデスクトップにフォルダが作成されるスクリプトです。
上から4行目のパスのところは、使っているパソコンのユーザー名に変更してください
import os
from datetime import datetime
# 指定されたパス
path = "C:\\Users\\ユーザーの名前が入ります\\デスクトップ\\"
# 本日の日付を取得(例: '2022-01-01')
today_date = datetime.today().strftime('%Y-%m-%d')
# 新しいフォルダのパスを作成
new_folder_path = os.path.join(path, today_date)
# フォルダが存在しない場合、作成
if not os.path.exists(new_folder_path):
os.makedirs(new_folder_path)
print(f"{today_date}のフォルダを作成しました。")
else:
print(f"{today_date}のフォルダは既に存在します。")
次にバッチファイルを準備します
上記で作成したファイル名が、「create_folder.py」です。
例えば、上記を保存しているファイルパスと同じところへ(違ってもいいですが)
「create_folder.bat」というファイル名で新しいファイルを作ります。
ファイルの中身を以下のようにします。
@echo off
cd "C:\Users\ユーザーの名前\\デスクトップ\python"
python create_folder.py
pause
このコードでは、cd
コマンドで指定されたディレクトリに移動し、
「python create_folder.py」
でPythonスクリプトを実行します。pause
コマンドは、スクリプトが終了した後にコマンドプロンプトウィンドウを開いたままにするためのものです。
※cd "C:\Users\ユーザーの名前\デスクトップ\python" これは、create_folder.py
が保存されているファイルパスにして下さい
このテキストファイルを保存する際、拡張子を .bat
にしてください。例えば、create_folder.bat などの名前で保存します。
このバッチファイルをダブルクリックするか、コマンドプロンプトから実行すると、指定されたPythonスクリプトが実行されますので、デスクトップに本日の日付でファイルが作成されるようになります。