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概要
Pythonのsetは、重複しない要素の集合を表現するために便利なデータ構造です。この記事では、setの使い方を詳しく解説します。setの作成方法から要素の追加・削除、そしてsetの演算についても理解してみましょう。
setの作成方法
setは、{}を使う方法と、set()を使う方法の2つがあります。
# 空のセットを作成
s = set()
# 要素を持つセットを作成
s = {1, 2, 3}
# set()を使用してセットを作成
s = set([1, 2, 3])
要素の追加
setに要素を追加するには、add()メソッドを使用します。
s.add(4)
要素の削除
setから要素を削除するには、remove()メソッドを使用します。
s.remove(4)
要素の取得
setに含まれる要素を取得するには、forループを使用します。
for item in s:
print(item)
セットで出来ること
setの演算も可能で、和集合(|)、積集合(&)、差集合(-)、対称差集合(^)を求めることができます。
s1 = {1, 2, 3}
s2 = {3, 4, 5}
s3 = s1 | s2 # {1, 2, 3, 4, 5}
s4 = s1 & s2 # {3}
s5 = s1 - s2 # {1, 2}
s6 = s1 ^ s2 # {1, 2, 4, 5}
setは、要素の順序がなく、要素が重複しないという特徴があります。重複のないデータを効率的に管理する際には、setを上手に活用することで、プログラムの記述がシンプルになります。ぜひ、setを使いこなしてPythonプログラミングを楽しんでください!